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9条正面突破は可能か?

SNS内の右翼陣は、朝日が掲載したという点で攻撃するが、ニュースを見ているとNHKはじめ各局まんべんなく報じている。イシバ、岸田外相らの発言は、アベの次、を見てのもので間違いは無かろう。しかし、アベ一強を崩すだけのインパクトにはならなそうな気配。

イシバのロジックは、憲法審査会は、自民党草案前提で動いているから、頭越しに九条のみ、それも国防軍設置ではなく、一般のアレルギーが強そうな1,2項そのままで3項新設で自衛隊明記、という手段について、やる気をなくす、と反発。

正直なところ、自民党の草案自体が、叩き台にしても稚拙すぎて話にならないのだが、話を始める、ことが大切というのが今の自民党の考えらしい。しかし、現実に改正が進んでいくとして、すべてを一気に変える、という草案体制でのもので進むのか、個別条項についての改正を目指すのか、そこからが議論ではないのか。一括で賛否を、と言われたら国民投票だって結果は読めないだろう。それとも、一部賛成なら反対のところも賛成されるだろう、という読みなのだろうか。

中身の前に手続きの進め方をきちんと考えるべきだろう。

それと同時に、憲法の条文の検討にはいる前に、進むべき国のあり方を見せてほしい。憲法を変えれば社会の問題が解決するような言い方はマヤカシでしかない。世界の流れは立憲国家だが、自民党草案は立憲主義のかけらも入ってない。民主主義国家という形すら、戦前の明治政府の形に戻そうという草案に見える。それが民意なのか、そこから論議が必要。

イメージ的な自衛隊地位は、311などで大きく向上している。しかし、軍隊である以上、人殺しが仕事であることから目をそらしてはいけない。命を奪うことでしか日本は存続できないのか?戦争で国は守れるのか?それこそがリアルな戦争感だと思う。

■首相改憲発言、自民各派で賛否 「好機だ」「整合性は」

(朝日新聞デジタル - 05月11日 21:20)